品質管理室は、工場で製造している商品の検査、衛生教育、作業手順のマニュアルや記録表の作成、栄養成分分析、原材料表示シールの作成など様々な業務を担当しています。
入社以来ずっと品質管理室に勤務していますが、特に製造現場の皆さんとの「コミュニケーション」を大切にしています。
普段から挨拶や会話をすることでお互いに話しやすい雰囲気・関係ができれば、現場で困った時など気軽に相談に来てくれるし、こちらから依頼する用件にも快く協力してくれるなど、お互いの業務も円滑に進みます。また、信頼関係が大事なので、仕事を頼まれた時はなるべく早く、正確に、を心がけています。
以前は「食」とは違う職種に就いていましたが、学生時代に食物栄養を専攻しており、やはり自分が興味のある「食」について学んだことを活かせる仕事がしたいと思い入社しました。
日常の業務の他、「OJT活動」(現場改善活動)、セミナーへの参加、県外のお菓子屋さんの工場見学など様々な経験をさせて頂いています。県外への出張時には業界視察として百貨店の食品売り場なども見させて頂きましたが、全国の有名なお菓子が数多く並ぶ中から、「一六タルト」を買って下さるお客様の姿を実際に見た時は本当に嬉しくなりました。
新工場移転に際しては、検査機器の導入やレイアウトを検討したり、工場全体の運用・生活ルール決めを担当、また「竣工式」のお手伝いをさせて頂きました。様々な仕事・人に関われている事に感謝しています。
入社してすぐ、社外からトレーナーを迎えてのプロジェクト「OJT活動」(現場改善活動)が始まり、メンバーの一員として活動に取り組みました。
現場からすれば「改善をするということ=現状を否定されている」という印象を持つ方もいて、「変える」ということになかなか協力を得られないこともあり、人の意識を変えることの難しさを痛感しました。
この仕事を始めてから、なぜ美味しいのか、なぜ売れているのか、他の店とどこが違うのか考えたり、包装形態や原材料表示をじっくり視るようになりました。現場の方への衛生教育などを通じて、苦手だった人前で話すことにも前向きに、少しだけ積極的になった気がします。自分自身もどんどん進化して、もっと美味しく安全なお菓子をお客様にお届けするための一翼を担いたいと思っています。
入社当時2名だった品質管理室も、現在は6名体制になりました。
自分達で考えて「やりたい、やらなければいけない」ということを仕事につなげ、改善しながら品質管理室のしくみ作り・役割分担をしてきましたが、これからも見直しを行いながら今以上のレベルアップに努めます。
「真剣だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳ばかり」とはお世話になったOJTSトレーナーの言葉です。愚痴や言い訳をしないよう気をつけようと思っています。
私にはもうすぐ4歳になる息子がいますが、育児休暇も短時間勤務制度も利用させて頂きました。保育園の行事や病気で急に休むことになっても、周りの皆さんがフォローしてくれます。本当にありがたいです。働けることに感謝し、自分にできることを一生懸命する。それが一番大事だと思っています。これから社会人になる皆さんは期待と不安でいっぱいだと思いますが、まずはひたむきに一生懸命、頑張ってください。