現在は商品開発室に配属になりましたが、入社以来20年に亘り、「生菓子」製造に携わっています。
入社13年目からは生菓子チーフとして、商品の企画立案・試作をはじめ、生産計画・製造・製品チェックなど製造現場の運営を行っていました。
「生菓子」はいちご大福、さくら餅、月見だんご、お正月用の上生菓子等のお菓子に加え、お茶席や慶・弔事のお菓子など、工場の中でも特に季節感や繊細さが要求されるお菓子を製造しています。
安心・安全で美味しく、お客様に喜んで頂けるようなお菓子を提供できるよう努めています。
地元の菓子屋で上生菓子を作りたかったというのが一番の志望理由です。
高校時代から、食品に関係することを勉強する機会がありました。
アルバイトなどの経験もふまえ、お客様が楽しそうにお菓子や料理を食べている姿を見て、「自分のやりたい仕事は、食品を造る仕事だな!」と、思うようになりました。
一六本舗に入社して、自分が作ったお菓子が商品となってお客様にお召し上がり頂く様になりましたが、この仕事に携わって20年経った今でも、お客様から「おいしかった」とか「ありがとう」などのお言葉を頂いた時はとても嬉しいです。
菓子作りには細かい手作業が要求されますが、「姫たんざく」の餅ねりが上手に出来なくて苦労し、悔しくて涙した事もありました。
また、先輩から「こいつら二人あわせて一人前」と言われた事も。
それでも、先輩がひたすら根気強く支えてくれ、そしてその先輩のすごさを身をもって感じ尊敬していたから、くさらずに前進できた。
今があると思っています。
昔はいろいろな人と会ったり、話したりするのがとても面倒でした。
今も多少苦手ですが、「いろいろな人がいるからおもしろい」と前向きに思えるようになりました。
これからも一六本舗という伝統のある会社の名前に恥じないよう、また和菓子の良さをどんどん伝えていけるようなお菓子作りをしていきたいと思っています。
「前進あるのみ」、仕事も遊びもそういった気持でやっていきます。
何事も元気・やる気が一番大事だと思います。
常に前向きに取り組みながら、お客様が思わず笑顔になるようなおいしいお菓子を一緒に楽しく造っていきましょう。